痩せるにはどうすればいいのか

では、痩せるにはどうすればいいのか。

食事の量をコントロールするしかない

食事の量をコントロールする。これ以外のダイエット法はありません。こう見定めてから、私のダイエットは軌道に乗りました。具体的には、当時の97kgあった頃の私なら、1食分の食事が1,000kcalはあったはずなので、それに相当する量を減らしたのです。それだけに注力しました。ある程度、筋トレもやっていたのですが、筋トレでは痩せないことはわかっていたので、まあ、筋トレは余興のつもりでやっていただけです。

そうすると、どんどん痩せていきました。最初の1年間で、25kg。次の1年間でさらに5kgです。計算がおかしいように思われるかもしれませんが、ほぼ計算どおりです。先ほど、基礎代謝は体重に比例すると書きました。ということは、97kgの時と、72kgの時では、基礎代謝は72kgの時の方が少ないわけです。体重が減るにつれて、基礎代謝も減る。ということは、それまでと同じスピードで痩せようと思ったら、さらに食事量を減らさないといけないんです。

食事量を減らすにも限界がある

でも、食事量を減らすのも限界がありますよね。ですので、体重が軽い人ほど、ダイエットは難しいです。ダイエットはヤセは難しく、デブは簡単です。私が最初の1年間で25kgも落とすことができたのも、単にデブだったからです。よくダイエットで停滞期などと言われますが、そんなものはウソです。単に痩せたために、消費エネルギーと摂取エネルギーが拮抗してしまったためです。停滞期を抜け出す唯一の解は、食事をさらに減らすことしかありません。減らせばやせていきます。

私は72kgになり、基礎代謝も97kgの時より大分少なくなっていたので、そこから痩せるのが難しかったというわけです。一般的に言っても、男性と女性とでは、女性の方が体重は少ないので、ダイエットは難しいです。痩せようと思えば食事量を減らすしかないのですが、そんなに減らしてしまえば、生命を維持するのにも危険な領域に入ってきてしまいますから。

身のたけに合ったダイエットをしよう

ですので、私はダイエットは、ほどほどで良いと思ってます。それでも、ちゃんとした方法で取り組めば、30kgぐらいは痩せることができます。このブログで書きたいのはそこです。ダイエットは、ほどほどでいい。身のたけに合ったダイエットをしていこうよ、ということです。

たとえば、ライザップの宣伝で、腹筋が割れて、引き締まった身体になった様子が、憧れをあおるように盛んに宣伝されていますよね。ライザップのダイエットは、筋トレと糖質制限の2つなのですが、私は、ああいう宣伝ほど罪作りなものはないと思っています。なぜならば、あれほどの体形を維持するには、相当な筋トレと食事制限をずっと続けて行かなければならないからです。

筋肉はトレーニングをやめたら萎みます。ずっと重い重量を持ち上げて行かなければ、筋肉は退化して、小さくなってしまうんです。つまり一生、ジムに通い続けなければならないんです。それに気がついてから、やっぱりほどほどでいいのかなと思うようになりました。ジムに行く時間やコスト、プロテイン(タンパク質のパウダーです)の費用、筋肉を維持するのにどれだけ、負担が必要なんだってことです。

だから、ほどほどでいいんじゃないかっていうのが、今の私の考えです。